ドライツーリングのコンペで実際に使用されているアックス

直近1年間のドライツーリングの国内主要コンペで実際に出場した選手が使用したアックスをご紹介します。

※データはdrytooling.net編集部が独自に調査したものです。1人で複数のアックスを所持するケースや、レンタル品を使い回すケースもあり、使っている選手の数とアックスの数は必ずしも一致しません。使用率は登場回数÷参加人数で算出しています。

尚、今回データ集計対象としたコンペは以下4大会になります。

  • 第1回岩根ドライツーリングコンペ(2017年7月1日~2017年7月2日)
  • 第2回岩根ドライツーリングコンペ(2017年10月7日~2017年10月8日)
  • モンチュラナナーズカップ2018(2018年2月24日~2018年2月25日)※オープンのみ
  • 昭島ドライツーリングコンペ(2018年6月3日)

実際に使われたアックス

 

第1位 ペツル ノミック(Petzl Nomic) 使用率:37.5%

ノミック
ノミック

全体的にペツル ノミックの使用率が最も高い結果となりました。やはりアイスクライミングのシーンを見ても、初級者から上級者まで幅広く使われているアックスであり、拡張性に優れている点でもドライツーリング向きのアックスと言えるかも知れません。実際、クルコノギのピックのラインナップを見ても、ペツル対応製品は非常に種類が多く、優遇されている感があります。尚、Drytooling.net編集部の調査では、ノミックを使用したユーザーの79.1%がペツル純正品ではなく、クルコノギのピックを使用している状況でした。

 

第2位 クルコノギ タバロフ(Krukonogi TVOROG) 使用率:21.9%

タバロフ
タバロフ

次点では、クルコノギ タバロフでした。こちらはロシア製のドライツーリングの競技向きに設計されたアックスであり、本格的にドライツーリングに打ち込んでいる実力者に特に好まれている印象があります。日本では市場に流通していないため、所持しているだけで、コアなユーザーとも言えます。すでに完成された形状のためカスタマイズの余地はあまりないように感じますが、ピックやグリップの形状を改良しているユーザーが多く、非常に玄人向けのアックスです。

 

第3位 カシン Xドリーム(CASSIN X-Dream) 使用率:13.8%

xドリーム
xドリーム

アイスクライミングのシーンではお馴染みのXドリームが第3位でした。今回アルパイン用のグリップについては区別せずに集計対象としておりますが、どちらのグリップも使用されている状況です。グリップの角度をDRYに設定することができる点でもドライツーリングを意識した設計になっており、持ちやすいグリップにも定評があります。女性では若干ノミックより使用率が高い点にも注目です。

 

その他、腕力の強い漢がご用達のブラックダイヤモンド フューエル、コストパフォーマンスが抜群に高い韓国アックスのトランゴ ラプターが使われているという順番でした。

 

詳細は以下の通りです。

 

全体

  • 第1位 ペツル ノミック(Petzl Nomic) 使用率:37.5%
  • 第2位 クルコノギ タバロフ(Krukonogi TVOROG) 使用率:21.9%
  • 第3位 カシン Xドリーム(CASSIN X-Dream) 使用率:13.8%
  • 第4位 ブラックダイヤモンド フューエル(Black Diamond Fuel) 使用率:7.8%
  • 第5位 トランゴ ラプター(Trango Raptor) 使用率:6.2%
  • その他 使用率:12.5%

男子

  • 第1位 ペツル ノミック(Petzl Nomic) 使用率:44.0%
  • 第2位 クルコノギ タバロフ(Krukonogi TVOROG) 使用率:18.0%
  • 第3位 カシン Xドリーム(CASSIN X-Dream) 使用率:10.0%
  • 第4位 ブラックダイヤモンド フューエル(Black Diamond Fuel) 使用率:10.0%
  • 第5位 トランゴ ラプター(Trango Raptor) 使用率:8.0%
  • その他 10.0%

女子

  • 第1位 クルコノギ タバロフ(Krukonogi TVOROG) 使用率:35.7%
  • 第2位 カシン Xドリーム(CASSIN X-Dream) 使用率:28.6%
  • 第3位 ペツル ノミック(Petzl Nomic) 使用率:21.4%
  • その他 使用率:14.2%

以上、drytooling.net編集部の調査報告でした。いかがでしたでしょうか。

ドライツアラーにとって、アックスはアイデンティティと言っても過言ではないくらい重要なアイテムです。本調査は決して、特定のアックスやメーカーを推すものではありません。まだマイアックスの購入を悩んでいる方の参考になれば幸いです。