貴重なボルダー壁でのドライツーリング練習環境

東京・曙橋にあるベータクライミングジムの3階ドライツーリング壁がドラツー愛好家の間で、いま熱い。

ここで毎月開催されているドライツーリングのセッション練習会も人気が高まりつつあり、以前は開催日の直前に申し込んでも参加できたが、今はすぐに定員に達してしまうほど盛況のようだ。

それも納得できるくらい、初級から上級まで課題が豊富だ。特にa-holdのドラツー専用ホールドが導入されて、課題のパターンが増えた点が面白い。

a-holdと言えば、日本のドライツーリングの練習現場では最もメジャーと言えるホールドで、耐久性もあり、安心してフッキングできる。それに加えて、韓国製ホールドと金属製ホールド、さらにアックス打ち込み用の板もあり、パターンに富んでいる。あとは、贅沢を言えば、ロシアンホールドの導入が期待されるところか。

課題の更新も以前より頻繁に行われるようになった。さらに今まで常設ルートからは外されていたプチ空中戦を楽しめる木材も常設で吊り下げられ、フィギュア9、フィギュア4の強度の高いムーブ練習も気軽にできるようになった。その他、最近では非常にトリッキーなムーブを要求される課題も目立ち、クライマーを飽きさせない工夫が随所に施されている。
首都圏のコンペティターにとっては貴重なトレーニング施設になるだろう。

練習の様子
練習の様子

アックスを利用するためには、セッション練習会の参加実績が必要とのことで、誰でも使えるわけではないため注意が必要。

2019年6月には、韓国のトップ選手であるKwon氏が来日し、この壁で開催されるドライツーリングアカデミーにも注目だ。

ドライツーリングの世界的選手が東京に来る!!「Kwon’s drytooling academy in Tokyo」開催のお知らせ