2020年12月19日(土)、長野県上田市にてドライツーリングコンペ「たらコンペVer1.3」の決勝戦が開催された。遠方からの参加者が少なかった今大会だが、白熱した予選・決勝戦のレポートを紹介したい。
リザルト
ドライツーリングの鉄人・森田選手が見事に優勝!
順位 | 選手名 | route1 | route2 | total |
1 | 森田 啓太 | 33.5 | 24.5 | 58 |
2 | 上原 久美子 | 28.5 | 15 | 43.5 |
3 | 羽柴 好洋 | 23.5 | 12 | 35.5 |
4 | 市川 倫子 | 14 | 12 | 26 |
5 | 近藤 靖子 | 13 | 12 | 25 |
※決勝戦の進出者5名のみ掲載
今大会のレポート
予選まとめ
予選はフラッシュ方式でセルフジャッジ。20〜30手の6課題を各3トライまでチャレンジし、手数の多い3課題の成績を提出。トライ日数は自由で、2〜3日かけてじっくり攻略する選手もいれば、3時間で一気に勝負する強者も。
課題の傾向としてはパワーよりも、ピック操作や重心移動が要求されるテクニカルな構成。多人数が登ることでアックスのかかり感が変わってしまう樹脂ホールドは極力使わず、メタルをふんだんに使用。シビアなメタルホールドからガバをとって休み、また次のメタルに挑むというように、休むところと勝負するところがはっきりしているルートが多かった。
決勝概要
決勝はオンサイト2課題(ともに制限時間7分)の合計手数で順位を決定。※クリップはありだが得点にはカウントせず
課題の傾向は予選と同様、さらにストーンホールドも要所に待ち構える。密にならない人数(5名)で、換気や消毒に配慮しながら開催された。
決勝ハイライト
第1課題
予選3位の森田選手は膝に不安を抱えての出場だったが、順調に手数を伸ばして33.5手でタイムアップ。予選2位の羽柴選手は力強い登りを見せるもルート中盤で無念のフォール。上原選手は完登ペースのスピードで進んでいたが、石ホールドからメタルへのクロスで予想外のフォール。
第2課題
12手目のシビアな石ホールドで3人が脱落する展開。ここを越えた森田選手はさらに手数を伸ばして後半のF4地帯に突入、途中クリップホールドの選択を誤るも戻ってクリップし直し、驚異的な粘りでタイムアップまで登り続けてみごと優勝に輝いた。
※レポート提供:たらコンペVer1.3運営委員会
今後のたらこウォールの動向に注目!
来年からいよいよ一般開放されるたらこウォール。来年またドライツーリングコンペを開催予定とのことなので、気になる方はまず講習会を予約して欲しい。
詳しくは以下記事にて紹介