神奈川県相模原市にあるクライミングパーク ストーンマジックにて、ドライツーリングセッションが開催された。
全3回開催のうち、2020/8/20(木)の今回が第1回目の開催だ。
プロ・アイスクライマー八木名恵選手から直々にアドバイスがもらえるドライツーリングセッションとなっている。初級クラス、中級クラスに分かれて行われるため、初心者も安心して参加できる練習会だ。
壁
ストーンマジックのドライツーリングウォールは館内の一端にあり、高さは6〜7m程度、トップロープでのみ登ることができる。
壁の一部にはゴム製のパネルが貼られており、フルートブーツやアイゼンでの蹴り込み、またはアックスでの打ち込みが許可されている。
部分的とは言え、フルートブーツを使って登れるドライツーリングウォールは首都圏では非常に珍しく、今後の発展においても可能性を感じる壁だ。
ルート
今回はセッション用に10課題ほどルートが展開された。フルートブーツを履いて登る場合は、足が使えるエリアが限定的となり、課題はどれも非常に難易度が高くなる。まるでバウンダリーのアイスクライミングのような体幹を使った耐えるムーブが要求される。
また、ホールドはドライツーリング専用のものはなく、基本的にはフリークライミング用のホールドが転用されている。フッキングが極端に難しいものはないが、そのぶん足位置の限定幅が厳しく設定され、身体を推進させることが難しく仕上がっている。
今後のイベント
第2回、第3回のドライツーリングセッションの開催が決まっているため、ドライツーリングを体験してみたい方はストーンマジックのウェブサイトから問い合わせてみてはいかがだろうか。