2018年7月23日(月)、新宿、曙橋にあるクライミングジム「ベータクライミングジム」の3階にあるマントル壁とリード壁にて、ドライツーリングセッションが行われました。
インストラクターはプロアイスクライマーの八木名恵選手はじめ、2018年のアイスクライミングワールドカップ出場選手という豪華な顔ぶれでした。
今回は第2回ということですが、前回は参加者が非常に多かったため、今回より二部制になりました。
第1部初級セッション
19:00~20:30
※参加者10名未満
第2部中級・上級セッション
21:00~22:30
※参加者12~3名
セッション内容
1.ゴムバンドアックスで簡単アップ
ドライツーリングの練習用でお馴染みのファーネスインダストリーズ社のドライアイスツールを用いて、簡単なアップ壁を登ります。
2.アックスを使った少し難しいルート
アックスをフッキングするための専用ホールドが取り付けてあり、それを使ったルートを登ります。足はクライミングシューズで、ホールドは自由となります。サイド、アンダー、ガストンなどのドライツーリングらしいフッキングホールドが出てきます。
3.上級者ルートにチャレンジ
最後にかなり難しいルートを本気トライで登ります。初手から浮きアンダーのロングリーチ課題となり、その後もマグロをフィギュア4、9で渡るという上級者向けのルートでした。ちなみに完登者はゼロでした。最初のホールドすらほとんどの人が取れない始末です。
(一撃すると、豪華賞品が貰えます)
4.残り時間は自由に遊べる
最後に30分弱の時間があり、自由に壁を使うことができます。

全体的な所感
ハーネスやロープを使わない高さの壁のため、トラバース主体のルートになり、その分非常に強度が高く、かつテクニカルなムーブが多々出てきます。
最新の韓国製のホールドにも触れることができ、短時間ですが上級者にとってもかなり内容の濃い練習メニューに仕上がっていると思います。
平日の夜に、ドライツーリングができるだけでも非常に貴重で価値のあるイベントだと思います。
アックスの無料レンタルが可能で、初級者にもかなりオススメできます。
今後も定期的な開催が予定されているようで、ようやく東京にドライツーリングの環境が少しずつ整ってきた感じでしょうか。
ベータクライミングジムのドライツーリングセッション、引き続き注目です。


