日本ドライツーリングクラブ練習会 in プロストクライミングクラブ

2022年5月29日(日)、ドライツーリングに興味のあるメンバーが集まるFacebookグループ「日本ドライツーリングクラブ」で練習会が開催された。

今回はその様子をレポートしたい。

プロストの看板

ロープを使ってのドライツーリング練習会

高さのある壁をアックスで登る

開催地は、栃木県小山市にあるクライミングジム・プロストクライミングクラブだ。

このジムは、ボルダリングとロープクライミングに加え、クラックやドライツーリングもできる総合施設である。

コミュニティの代表でもある森田修弘氏はルートセッターとしても活動しており、このジムの室内リードウォールにいくつかのドライツーリングルートを設定した。

氷柱のような巨大なボテに乗り移る

アックスを使うリードクライミングは危険を伴うスタイルであるため、基本的には一般利用はできないルールとなっている。

今回はジムオーナーや安全管理ができる上級者が同伴する公式練習会として、日本ドライツーリングクラブ(約200名)へ参加メンバーを募集したところ、あっという間に参加希望者が集まった。

ルートセッター紹介

森田修弘(もりたのぶひろ)

ドライツーリングコミュニティ「日本ドライツーリングクラブ」の管理人。愛称”ぼっちゃん”。

アイスクライミングワールドカップをはじめ、国内外の数々のコンペティションで活躍している。

ドライツーリングに対しての造形が深く、最近ではルートセッターとしての存在感を高めている。

空中戦でセッション

天井にもドライツーリングホールドがある。

リード(またはトップロープで)トライできるドライツーリングルートだが、アックスを使う分、素手に比べて稼げるリーチが長くなり、必然的にホールドの配置は遠目になる。

フリークライミングでは到底届かない距離でも、アックスを駆使してダイナミックなムーブを起こせることは新鮮で、非常に魅力的なポイントだろう。

空中戦の強度は決して甘くはない。

参加者の半数は、外岩でのドライツーリング経験者であり、高さのある岩壁でフィギュア4を繰り出すことに慣れている。足場のないルーフ壁でも軽やかにムーブを起こしていた。

一方で、外岩での経験が乏しい参加者も果敢にチャレンジする姿が目立っていた。高さのあるドライツーリングの人工壁は希少なため、外岩でのドライツーリングを志す者にとっては最高の練習環境である。

フルートブーツも使用可能

コンパネは蹴り込み可。

ジムの外壁にも高さは控えめながらドライツーリングウォールがあり、そこではフルートブーツ(またはクランポンを装着した登山靴)も使用可能となっている。

この度、新しく整備されたルートは初級者でも楽しめる課題が多く、セッション形式での練習は大いに盛り上がっていた。

ルートは豊富。
ジムオーナーも実力者!

プロストでドライツーリング体験

これを読んでプロストクライミングクラブでドライツーリングを体験してみたくなった方に向けて、情報をまとめておこう。

まず、外壁にあるドライツーリングウォールは、ジム利用料と修繕費用を支払えば、定常的に利用することが可能だ。アックスとクランポンは持参する必要がある。

アイスアックスはドライ用が望ましい
フルートブーツは外壁のみ利用可

そして、室内のリード壁であるが、事前予約なしでの利用は不可であるため、ご留意いただきたい。

現状はジムの営業時間外に試験的に開放している段階であり、ロープを使ったドライツーリングの経験者の同伴が望ましい。利用希望者はジムに問い合わせてみると良いだろう。

また、練習会が気になる方は、Facebookグループの日本ドライツーリングクラブに参加して、次回の練習会開催に注目してみて欲しい。